ふすまっくす日誌NEW › 本日の現場~襖(ふすま)施工例~

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2022年04月03日

高野山のリフォーム〜おまけ編〜

最後に施主さまからサプライズが!

大事にしまってあった襖(ふすま)を入れて欲しいと
持ってこられたのがこれ!


金箔紙に肉筆の素晴らしい紫陽花が描かれた
4枚続きの襖(ふすま)でした。


もう片面は絹目押しの金箔紙に裂地(きれじ)のヘリ廻し。

なぜ、これだけの改装で、ふすまだけ張り替えないのか不思議だったのですが、こんな隠し玉があったなんて
これでその謎が解けました!!


もしこんなお宝的な襖(ふすま)や屏風(びょうぶ)をお蔵入りさせていらっしゃる方がいらっしゃたら、ご活用方法をぜひとも、ふすまっくす松岡表具店へお気軽にご相談ください。  


2021年02月23日

日本画を襖に張り込むと?

昨年末に納品させていただいた襖(ふすま)。
ご自身の描かれた日本画を張り込みました。
時に作品を切ることが心苦しかったのですが
お客様のご希望でもあるので・・・。
結果、とても喜んでいただきました!





  


2020年12月31日

令和2年大晦日

令和2年の大晦日、いかがお過ごしでしょうか?
今日は12月の振り返りです。

11月から依頼を受けていた変形の障子張替を現場にて行ってきました。

そうなんです!
大き過ぎてふすまっくす号に積めないんです。
何十年やっていても初めて見るものってあるんですね!





変わってこちらは個人的にも大好きなふすま柄!
毎年お正月に襖をバックにご夫婦で記念撮影をされるので映えるふすま柄を探していらっしゃいました。


床の間の脇もPOPになりました。




12月初めからほぼ1カ月を掛けてご自宅のお部屋を日本画化作戦。

左:ご主人の故郷、武庫川の昔の風景
右:奥様の故郷、岡山県倉敷
絵を切るのは忍びなかったのですが、ご本人ご希望なので・・・。
なお、余白部分はご自分で書き足すそうです。
完成のあかつきにはもう一度撮影に伺います!





最後に、10月から3カ月掛かりで作業を続けてきた
六曲屏風一又の仕立て直しをやっと納品することができました。
これは引き取ってきたときの損傷具合。


解体しますと、中から明治32年の新聞紙が下張りとして使われていました。
なんと121年前!!
もちろん再使用はできないので画像として残しておきます。
令和2年のあまりいいニュースではない新聞を封入しておきました。


120年後にまたどこかの表具師が見つけてくれることを願います!

今年一年の大作の納品が終了しました。





今年は、コロナ、コロナ一色の暗い一年でしたが、無事みなさんのおかげで乗り切ることができました。
来年は、守るべきは守り切って、コロナに打ち勝つ明るい一年にしたいものですね!
それでは、引き続き、いえ今年にも増して!令和3年もご贔屓のほどよろしくお願い申し上げまして、令和2年を締めくくります<(_ _)>

  


2020年12月26日

今年もあとわずかですね(^。^)

今年も残すところあとわずかとなりました。
11月からの出来事をまとめて記録してみました。

表具師の展示会「第66回表具内装工芸展」へ出品した風炉先屏風。

上田バロンさんのイラストを金箔紙にプリントしています(ふすまっくす兄制作)

山田裕吉さんの作品を軸装しました(ふすまっくす弟制作)
無事滞りなく15日に終了しました。
コロナ禍のこの大変な状況の中、たくさんの方々(延400人)にご来場いただきました。


次の週には、京都大原野神社近くの正法寺へ。お庭も素晴らしかったのですが

有名な不動明王は撮影禁止でしたが、これまた素晴らしい襖絵をたくさん見ることができました。

お部屋まで入っていいなんてなかなかないことでしたね。

襖絵が自由に撮影できる神社仏閣へもっと行ってみたいですね。
いつかこういう仕事にも携わってみたいもんです!
  


2019年12月27日

令和の集大成!

令和元年!ふすまっくす松岡表具店の集大成!!
無事年内に納品でき、1年のよい締めくくりとなりました。

ゆうに100年以上は経っていると推察する4枚の古書を修復(しみ抜き・補強・再裏打)して、令和の新築へ移植しました。
それは、平成最後の4月からこの話は始まりました。
昨年の北部地震と台風で建て替えることになったおうちに入っていたふすま4枚。
先代のおじいさまの遺言は「これだけは大事にせえよ」
しかし、新しいおうちはすでに設計図が出来上がっており
このままのサイズでは収まらないことがわかり・・・・。
新しい造作に合わせてふすまのサイズを算出し、修復する古書のレイアウトを検討するも
幅が細いので、引手と干渉するので端に寄せ、閉めた時に2枚ずつ続くように提案。
高さは現代の住環境に合わせて2mになるので、縦横のバランスがどうなのかとても悩みましたが
納品してみると思ったよりしっくり収まりました。
立ち会っていただいた施主様にも「ふすまが入って落ち着いた」と非常に喜んでいただきました。


元のふすまはこんな状態でした。
わかりますか?
なんと、下張りの和紙に
「尋常小学修身書」の文字が!?

尋常小学校(じんじょうしょうがっこう)は明治維新(明治19年)から第二次世界大戦勃発前までの時代に存在した初等教育機関の名称(Wikipediaより)
でもよく見てください。
その奥の下張りは、手書きの帳面と木版画刷りの和紙からなっています。
ということは、軽く江戸時代の可能性大!!


ふすまを開けると、奥の間には屏風が見えます。

実はこの絵は、施主様ご自身が描かれたものです!
サイズは100号。


そうそう、この引手だけで1個1万円。
椽(ふち)は本漆塗仕様。
さてふすまは、ハウマッチ?


最後に、今回の新邸を建てられた「アイルホーム株式会社」様、取引のない弊店との打ち合わせに何度も快くお付き合いいただき、ご協力いただいたことに、この場を借りてお礼申し上げます。


  


2019年04月12日

114年ぶりに襖(ふすま)を新調しました!

明治38年以来114年ぶりに
襖(ふすま)を新調させていただきました。

なぜ明治38年が特定できたかといいますと
引き上げてきた古い方の襖(ふすま)を開いてみると↓↓↓


右の方は、30年前に張り替えていました。
引手(ひきて)を合わすのに問屋さんの協力も得て
同じものを探すことができました。


本間(ほんけん)4枚立て。
下張り:6回
上張り:静岡県掛川産「本葛布(ほんくずふ)」
引手:ウルミ虫喰い桐(銅製)
椽(ふち):本漆(うるし)塗黒つや消し


威風堂々という感じでしょ?

右の方は30年前に張り替えていますが
そろそろ張替のタイミングですね。


30年後の張替の時にに僕が生きているか!?

人生100歳時代!ノープロブレム!
  


2018年12月31日

2018年Road to 高野山で仕事納め!

ふすまっくす松岡表具店の仕事納めは高野山へ!

マ、マイナスの世界です・・・

目的地まであと2Kmで、スリップして登りません(~_~;)

よかった!高野山のカリスマ表具師松田くんがいてくれて!!
チェーンを現地調達することができました。
おかげで、しっかり登りきることができました、ありがとう!!


とある宿坊に着きましたが、辺り一面雪!


和室7部屋分の襖を納品、取り付けしてきました。いつでもWelcome!

アーキアキカゼ㈱のスタッフさんとふすまっくす兄弟の記念撮影で無事完了!

早よ帰らな、道路が凍結しまっせ!雪だるまで遊んでる場合か!!(^_^;)

ブログに関しては、なんと半年振りの更新になってしまいましたが
いつも見ていただいているみなさん、ありがとうございました。


今年のふすまっくす松岡表具店は12月29日で営業を終了しました。
年明けは、少しゆっくりさせていただき、1月7日から再起動したします。



  

2017年10月23日

剥張終わりましたm(_ _)m

美しい日本を後世に残す表具師の仕事
剥張(はくちょう)=剥がして張る2日間が無事終了しました。

2日目後半からは、台風の影響で、警報が発令され、無観客イベントになってしまいましたが、なんとか最後までやり遂げることができました。
応援していただいたみなさま、本当にありがとうございました<(_ _)>


本日の、大阪日日新聞に記事として掲載されました→



剥その1

剥その2

剥その3

剥その4

張その1

張その2

張その3

張その4

after1

after2

after3

after4

2日目最後のトークセッションは中止になり、リベンジ企画として、11月に行われるイベントに急遽組み込みました。
これがないと終われないっ!!
ぜひどうぞ。


  


2017年10月21日

2017年03月18日

明日は第3回高槻産業フェスタです!

明日は、第3回高槻産業フェスタですよ~~!
ふすまっくす松岡表具店は
日曜日のみの出展となります。
間違って、今日来てしまわれた方がいらっしゃいましたら、ごめんなさい<(_ _)>


今日のみの出展の、㈱高槻ガラス店の齊藤さんに会いに行って来ました。
バトンはしっかり受け継ぎましたよ!


ふすまっくす松岡表具店はこのスペースに陣取ります。

写真撮り忘れましたが、お向かいさんには、おなじみ(有)楠本書院さんがおられました。


3月19日(日)10:00~16:00
高槻生涯学習センター1F展示ホール
  


2017年02月16日

ふすまっくす1月~2月に掛けての活動記録

ふすまっくす松岡表具店の
1月から2月に掛けての活動記録です。

ディズニー襖紙プレミアムコレクション1
いろんなところで、ミッキー!ミッキー!!と叫んでいたので
ディズニー襖紙シリーズの張替または新調が続きました(^_^)v

ディズニー引手プレミアムコレクション
引手も、ミッキーって、粋でしょ?
ディズニー襖紙プレミアムコレクション2
七宝駒つなぎならぬ、ミッキー駒つなぎ紋様。

北海道料理の「一力」さん特製の、恵方まきをガブリ!
段違い2列ガラス
お客様のリクエストで、ガラスの位置を段違いにしました。
アンバランスでインパクト強し!

曲げ加工雪見障子
究極の雪見障子!
これもお客様が描かれた絵を元に製作しました。
2枚で製作期間1ヶ月。
ちなみに1枚あたり、80,000円(税別)ですが、いかがですか?

  


2016年06月03日

ディズニー×襖の施工例第一弾!

ついにっ!ディズニーと襖のコラボ施工例です!!
ディズニープレミアムコレクション


ビジネスパートナーの「ワイズ不動産販売」さんのリフォーム(リノベーションに近い?)物件への納品が完了しました!

和室のリフォームで、まずは押入です。

ミッキーの「七宝(しっぽう)つなぎ」柄が採用されました。
日本の伝統柄を生かした、シンプルでオサレな柄です。
椽(ふち)は白木調に取替えです。


次に、ホールからの入り口です。

戸襖(とぶすま)を新調しました。

ミッキーシルエットの引き手が、さりげなく主張してます!

光の角度によって、柄の見え方が変わります。

いかがですか?

近日中に、ワイズ不動産販売さんの折込広告が入ると思いますので
興味のある方もない方も、要チェック!!


現場住所;高槻市城南町2丁目46-5

参考施行価格 
押入襖張替2枚×5,000円(ディズニープレミアムコレクション№754使用)
椽取替2枚×4,000円(白木調)
入口戸襖新調1枚×24,500円
ミッキー引き手3個×2,000円




  


2016年05月18日

ふすまがある時ぃ〜!

和室が減ってきた、ふすまも減ってしまった、と言っても、あるところにはあるんですよね〜(^。^)

今日の午前中、吹田市で引き取り→新大阪で納品→引き取り→豊里で引き取りで、ふすまっくす号は満タン状態になりました!

いつもの新豊里団地は6階から、淀川のワンド風景です。

暑いけど、風が爽やかですね〜。


  

2016年04月11日

和のコラボ!ディズニー×ふすま紙!!

ついにっ!
ふすま業界にもディズニーの風がやってきた~~!!


いままでありそうでなかった、ミッキーをモチーフにしたふすま柄の登場です。
販売元 ルノン株式会社
施工店 ふすまっくす松岡表具店

画像をクリック(タップ)すると動画が始まります。
ディズニーふすま紙

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2015年08月11日

椽(ふち)も塗ります。

襖(ふすま)の張替えは
紙を張り替えるだけではありません。

黒の椽(ふち)の場合
このように塗り足します。

新品のようにはなりませんが
剥げたキズは消え
艶も少し蘇ります。


このひと手間
プロの技なんですね!

きっと仕上がりにご満足いただけるはずです(^_^)v

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2015年07月18日

4枚建ての襖絵のことならふすまっくす!

ふすまっくす松岡表具店の本領発揮!

みなさんのおうちに
このような4枚建て(よまいだて)のふすまってありますか?

ふすまの柄にあまり気付いたことないですか?


ただの間仕切りではなく
そこにプラス「毎日見たくなる襖」っていかがですか?

1枚当たりの施工価格;襖紙+張り手間加工費=11,500×4枚=46,000円(税別)

高いか安いか?

それはあなた次第です(^_^)v

画像をクリック(タップ)すると動画が始まります。

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他にもいろいろな柄があります⇒  


2015年07月11日

伝統文化親子教室その2

本日は、文化庁の助成事業でもある
伝統文化親子教室の2回目です。

前回で張り上げた襖(ふすま)に椽(ふち)を打って、引手を付けて出来上がりです。

さぁ、うまくいくかなぁ〜p(^_^)q

一応講師の中のひとりです(^^;;

あとは引手を付けて完成です( ̄^ ̄)ゞ

最後は全員で記念撮影!!

  


2015年07月06日

プロの技~ふすま・後編~

7月1日の前編に続いて
本襖(ほんぶすま)の張替を
出し惜しみせず公開しましょう!その2


襖(ふすま)って、立てて張るって知ってましたか?

上下逆さまにして張り始めるって知ってましたか??

どうぞゆっくりとご覧ください<(_ _)>

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2015年07月01日

プロの技をご堪能下さい!

本日は、本襖(ほんぶすま)の張替を
出し惜しみせず公開しましょう!


襖(ふすま)ってこんな風に張られている
中身ってこうなってる


ということがおわかりでしょうか?

ただ、紙を張ればいいというものではないんですね(^_^)v

この浮け掛け(うけがけ)という袋張(ふくろばり)作業が
あとあと生きてきます。

後編をお楽しみに!!

襖の張替 前編
  


2015年06月29日

襖(ふすま)張替の工程その1

本日は、襖(ふすま)張替で
一番最初に工房で行う作業を紹介します。


椽(ふち)はずし、枠(わく)はずしとも言います。

襖(ふすま)張替は、ただ紙を張るだけではなく
障子と同じように
準備段階の作業も重要です。

ここで手を抜くと(当店ではありえませんが)
あとあとにシワ寄せが来てしまいます。 

シワのないきれいな張替のスタートは
ここからですっ(^_^)v

襖(ふすま)椽はずし