ふすまっくす日誌NEW › 本日の現場~障子(しょうじ)施工例~

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2022年04月02日

高野山の宿坊リフォームその5

なんと張り替えた障子はバスルームから!

そしてその障子を開けると・・・

その向こうには、お庭が見えるじゃないですか!!

廊下から見るとこんな感じです。

長~い廊下に障子が12枚続くのは壮観です。

障子のことなら、ふすまっくす松岡表具店へお気軽にご相談ください。  


2022年01月14日

2022年始まりました!

明けましておめでとうございます。
旧年中は、いろんな仕事に巡り合い、いろんな方々にお世話になり、心から感謝いたします。
本年もさらに精進して、仕事に取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、本年の本格始動は、雪の高野山よりお届けします。

宿坊の改装工事につき、障子張替の引き取りと、建具新調の採寸に来ました。

オフシーズンなので、お庭には足跡がありませんね。

2年前と同じ宿坊ですが、やはりラスト1キロは、チェーン巻かないと登れませんでした。

ふすまっくす号も障子満載で張り切ってます!

朝11:00には、マイナス3.1℃
帰る2時でも、マイナス2.9℃

深々と雪が降って来たので、帰路に着きます。
次回は1月末に、お天気と相談しながら…。
今年もお付き合いの程よろしくお願いいたしますm(_ _)m  

2020年12月31日

令和2年大晦日

令和2年の大晦日、いかがお過ごしでしょうか?
今日は12月の振り返りです。

11月から依頼を受けていた変形の障子張替を現場にて行ってきました。

そうなんです!
大き過ぎてふすまっくす号に積めないんです。
何十年やっていても初めて見るものってあるんですね!





変わってこちらは個人的にも大好きなふすま柄!
毎年お正月に襖をバックにご夫婦で記念撮影をされるので映えるふすま柄を探していらっしゃいました。


床の間の脇もPOPになりました。




12月初めからほぼ1カ月を掛けてご自宅のお部屋を日本画化作戦。

左:ご主人の故郷、武庫川の昔の風景
右:奥様の故郷、岡山県倉敷
絵を切るのは忍びなかったのですが、ご本人ご希望なので・・・。
なお、余白部分はご自分で書き足すそうです。
完成のあかつきにはもう一度撮影に伺います!





最後に、10月から3カ月掛かりで作業を続けてきた
六曲屏風一又の仕立て直しをやっと納品することができました。
これは引き取ってきたときの損傷具合。


解体しますと、中から明治32年の新聞紙が下張りとして使われていました。
なんと121年前!!
もちろん再使用はできないので画像として残しておきます。
令和2年のあまりいいニュースではない新聞を封入しておきました。


120年後にまたどこかの表具師が見つけてくれることを願います!

今年一年の大作の納品が終了しました。





今年は、コロナ、コロナ一色の暗い一年でしたが、無事みなさんのおかげで乗り切ることができました。
来年は、守るべきは守り切って、コロナに打ち勝つ明るい一年にしたいものですね!
それでは、引き続き、いえ今年にも増して!令和3年もご贔屓のほどよろしくお願い申し上げまして、令和2年を締めくくります<(_ _)>

  


2020年12月26日

今年もあとわずかですね(^。^)

今年も残すところあとわずかとなりました。
11月からの出来事をまとめて記録してみました。

表具師の展示会「第66回表具内装工芸展」へ出品した風炉先屏風。

上田バロンさんのイラストを金箔紙にプリントしています(ふすまっくす兄制作)

山田裕吉さんの作品を軸装しました(ふすまっくす弟制作)
無事滞りなく15日に終了しました。
コロナ禍のこの大変な状況の中、たくさんの方々(延400人)にご来場いただきました。


次の週には、京都大原野神社近くの正法寺へ。お庭も素晴らしかったのですが

有名な不動明王は撮影禁止でしたが、これまた素晴らしい襖絵をたくさん見ることができました。

お部屋まで入っていいなんてなかなかないことでしたね。

襖絵が自由に撮影できる神社仏閣へもっと行ってみたいですね。
いつかこういう仕事にも携わってみたいもんです!
  


2017年10月23日

剥張終わりましたm(_ _)m

美しい日本を後世に残す表具師の仕事
剥張(はくちょう)=剥がして張る2日間が無事終了しました。

2日目後半からは、台風の影響で、警報が発令され、無観客イベントになってしまいましたが、なんとか最後までやり遂げることができました。
応援していただいたみなさま、本当にありがとうございました<(_ _)>


本日の、大阪日日新聞に記事として掲載されました→



剥その1

剥その2

剥その3

剥その4

張その1

張その2

張その3

張その4

after1

after2

after3

after4

2日目最後のトークセッションは中止になり、リベンジ企画として、11月に行われるイベントに急遽組み込みました。
これがないと終われないっ!!
ぜひどうぞ。


  


2017年10月21日

美しい日本を後世に残す表具師の仕事とは?

本日より2日間、阿倍野ハルカスを臨む茶室の襖、障子、腰張りを全て公開で張り替えます。
雨天決行します!

  


2015年08月21日

破れない障子MAX

みなさん、お盆休みはどう過ごされましたか?

長いお盆休みも明けて
さぁ、動画をアップし続けますよ!!

今回は、短いので注意して見てくださいね。

殴っても破れない障子紙を張りました。
その名も「MAX(マックス)」
なんと、和紙+PETフィルム+和紙のサンドイッチ構造!

力抜いてませんよ!(^^ゞ
やらせではありません・・・。

破れないから一生張り替えしなくてもいい??

画像をクリック(タップ)すると動画が始まります。
最後までご覧頂き、ありがとうございました!
チャンネル登録はこちらをクリック!!

  


2015年06月25日

障子をきれいに洗いまっくす!!

毎日せっせと動画をアップし続ける
高槻市のふすまっくす松岡表具店です。


本日は、障子を引き上げて来て一番最初にする作業です。

これをちゃんとしておかないと張る時にえらい目に合います。

何事も下準備が大切ですね(^^)v


  


2015年05月25日

ふすまっくすチャンネル3回目!

本日は、ふすまっくす松岡表具店で使用している
の紹介です。

環境問題に敏感な昨今
お客様に「糊はどんなん使ってんるの?」とよく聞かれます。

基本は、昔ながらのでんぷん糊です。
大昔と違うのは、製法と防腐剤が入っていることぐらいです。

その防腐剤も安全なものを使用しています。

詳しくは動画をご覧ください<(_ _)>



  


2015年04月11日

障子って外国人にウケますか?

昨日、京都祇園のど真ん中にある、外国人向け宿泊施設のリフォーム現場へ、障子の新規取り付けに行って来ました。

1箇所目は、小さな引き違いの出窓を障子でFIXにしてしまう編。

左右の壁いっぱいに上下枠を取り付けます。(久々後ろ姿)

障子本体は取り外し可能にしています。

2箇所目は、引き違い4枚立て。
向かいの駐車場から丸見え〜(^^;;

こちらも、鴨居と敷居を取り付けて、ほらこの通り(^_^)v

と、糸も簡単にやってしまっている感じですが、これらを現場でスムースに行うために、寸法採りを半日かけて、それを元に鴨居、敷居、上下枠、障子本体を割り出し製作後、障子紙張り、工房でのシミュレーションを経て、本日に至りました。

アルミサッシは冷たい!全部障子で隠して外国人にアピールしたいという施主さんの肝入りの追加工事で、他の工事は全て終わった後だったので、気を遣いましたが、無事完了することかできました。

元請けさんにも非常に喜んでいただき、桜が雨で半分以上散ってしまった京都を後にしました。〜完〜d(^_^o)




  

2012年12月08日

トイレから借景

本日の現場は、昨日に続いて
ヨシ紙で障子張替をさせていただいたおうちです。
(昨日とは別のおうちです)
和室1部屋の他にトイレに障子が入っていました。
しかもミニサイズの雪見障子でした。
ヨシ紙障子
下半分の可動部分を上げれば
ほら、トイレから借景が(^▽^)
粋ですね。  


2012年02月21日

本日の現場〜初めて見たガラス編〜

すりガラスに、手描き?プリント?
山水柄があしらってあります。

雪見障子の上の欄間部分に、こんな粋なガラスが建具に仕込んでありました。

三十年目にして、初めて見させていただきました。

やっぱりいいもんはいいもんですね。